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失業の波到来 温首相の心配が現実に

2012年08月02日

 

【新唐人2012年7月29日付ニュース】
中国の今年第二四半期の経済成長率は7.6%に下落し、3年来の最底値です。温家宝首相は雇用拡大は国の最重要課題だと述べました。では失業の波は中国人からどれほど離れているのでしょうか。本日のマイクロニュースです。
 
NTDTV評論家 趙培
温家宝首相は7月17日、中国の就職情勢は更に厳しくなり、雇用の拡大は政府の最重要課題だと示しました。今後は雇用優先戦略を堅持し、雇用の完成情況を政府の総合評価システムに盛り込むと示しました。言い換えると、中国の失業の波がまもなく到来するということです。
 
失業の波がこんなに早く来るとは誰も思っていなかった事でしょう。旧正月前に現れる農民工の「帰省ラッシュ」がすでに現れているのです。これらの写真は2012年7月25日早朝、大量の職を求める農民工らが浙江省義烏労働力市場前で寝ています。騰訊によると、仕事を求めて義烏市に来る農民工の多くは職を見つける前に所持金がなくなり、やむなく街頭で野宿しているそうです。
 
一方 中共は依然嘘をついています。人力資源と社会保障部の報道官は7月25日 、農民工の帰省ラッシュ問題を否認し、就職情勢は安定していると述べました。しかし 失業の波が拡大していくと、量的変化が質的変化を招き、ホワイトカラーも職を失うかもしれません。
 
失業の波はすでに新卒者にまで及んでいます。南方都市報によると、今年6月、教育諮問機関・麦可思が発表した新卒者に対する調査によると、6月25日現在新卒者の内定率は42%に過ぎません。69%の大卒者の月給は2000元未満で、農民工の平均月給よりも低いそうです。
 
今回の失業の波は更に厳しくなると見られます。浙江省温州市と珠江デルタでは、多くの零細企業が生産停止し、温州では2割超の中小企業が生産停止しています。中共はずっと経済の発展をもって、統治の合法性を吹聴しています。しかし 欧米経済の低迷で、なぜ中国に大量失業が出現するのか?欧米市場が中国の雇用を支えているからなのです。中共はでたらめな論理で、統治の合法性を喧伝していますが、人々が目にしているのは中共統治の非合法性なのです。
 
本日のマイクロニュースはここまで。
 

(翻訳/坂本 映像編集/工)

 

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